人生半ばの童貞

36年のクソ人生を考える

引き摺れ

失恋した時涙は出なかった。

涙で感情を心から出してはいけない。

胸にためろ、張り裂けそうな感情を。

 

もう失恋した時の苦しみの鮮度は失っている。正直、二カ月前より楽になっている。

この苦しみが無くなることは失恋する前の片思い中の無様な自分に戻ることである。

5年の想いが完全に完璧に無駄だったということである。

この失恋で変われなければ何が起こっても自分は変わることができないと思う。怖い。

 

私にはやることがあるはずだ。

見込みがなくても、やることがあるはずだ。

そのためにはこの苦しさをいつまでも無くしてはいけない。死ぬまで引き摺れ。